聖書のある暮らし

聖書のある毎日のおすすめです

「権威について」 

 皆さんこんにちは。

庭の家チャペルの伊藤と申します。

今日は、ローマ書に出てくる「権威」ということについてご一緒に聖書を見ていきましょう。これまで使徒パウロは愛について書いていたのですが、突然のように、愛の教えの中間に、この権威ということがサンドイッチのように、おかれています。 

 どうしてここに権威の問題がおかれているのでしょう。 

ローマ13:1‐7 *1

 

 

 聖書の神は、力と愛と知恵の神です

聖書が教える神のご性質は、力と愛と健康な精神にあるとあります。第二テモテ1章。

神様は、愛と同時に力のお方なので、ここで愛と同時に「権威」と力ということについて書いてあるのです。 

まずこの手紙が書かれて当時の社会背景について考えてみましょう。 

 あなたがたは、すべて人の立てた制度に、主のゆえに従いなさい。主権者としての王であろうと、 2:14あるいは、悪を行う者を罰し善を行う者を賞するために、王からつかわされた長官であろうと、これに従いなさい。Ⅰペテロ2:13,14 

 これは使徒ペテロの書いた手紙の一節ですが、パウロだけではなく、ペテロも同じようなことを書いています。当時の一部の信者さんたちの間には、行き過ぎた考え方があったようで、神はすべてのものを超越する存在なので、自分たちは、地上の権威には従わなくてもいいのだという極端な考え方があったためです。 

この世の権威に従う 

しかしパウロもペテロも、おおよそこの世の権威とは神が定められたものなのだから、唯一の神、主を礼拝する人たちは、主に従うためにも従わなければならないのだ、というのです。 

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 菅さん!がんばれ!

今回の英国でもたれたG7では、覇権主義的な中国の問題があげられました。

コロナと中国の共産主義と西側諸国の自由主義の二つの世界です。

台湾、香港、ウィグル自治区ミャンマーの問題などもあって、これは世界の重要な問題です。

金銭は力です。

そして、もし西側の自由な思想を認める国々に軍隊というものがなければ、世界は瞬く間に自由を奪われて、自由の思想は取り締まられて、教会も今の日本のように礼拝を持つことはできなくなると思います。

サタンが使う惑わしの手法は、オカルトと無神論です。

そのどちらにも、背後にはサタンが働いています。 

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  古代ローマの道

2000年前の世界をパウロが旅しながら福音を伝えつつ、彼が神に感謝したことは、当時の世界がローマの力で支配されていたことです。その支配がなければ福音は急速に広まることはありませんでした。ですから、愛と同時に「力」は神が備えたものです。 

政治家のために祈ろう

ですから、神が主権をもって建てられた政治家や法律などに従うことは、神の御旨にかなったことで、そうするとき人は神の権威の下に自分を置く事になるのです。 

 私たちは、政府のために、自民党のために祈る必要があります。 

菅さんのためにも祈りましょう。 

不義な者はさらに不義を行い、汚れた者はさらに汚れたことを行い、義なる者はさらに義を行い、聖なる者はさらに聖なることを行うままにさせよ。黙示録22:11 

 世の終わりが近づくと、白黒がはっきりするようになってくると預言されています。 共産主義v.s.自由主義。福音とサタンの戦い。光と闇の戦い。 

教会も気を付けていないと闇の思想が入り込んできて、羊と山羊に分かれてしまうのではないかと心配します。

この日本のように、私たちが自由に礼拝したり賛美したりできる国があるということは、神さまからの恵みですね。 

 

神の定められた秩序と、ご計画に祈りつつ従う

兄弟たちよ。主イエス・キリストの名によってあなたがたに命じる。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた言伝えに従わないすべての兄弟たちから、遠ざかりなさい。 Ⅱテサロニケ3:6 

 パウロたちの時代の一部の教会の人たちは、もう明日にでも再臨があるからと言って、しまりのない過ごし方をし始めました。働かなくなったのです。 

 しかし、神様は、「秩序」を創造されたお方です。昼を作り夜を造られました。パウロは、秩序に、へりくだって従うことで、暮らしが守られ、福音が宣べ伝えられていくのを見て、感謝をもって日々、自分を主の務めに捧げたのです。

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エスは、さいせん箱にむかってすわり、群衆がその箱に金を投げ入れる様子を見ておられた。多くの金持は、たくさんの金を投げ入れていた。ところが、ひとりの貧しいやもめがきて、レプタ二つを入れた。それは一コドラントに当る。 12:43そこで、イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、「よく聞きなさい。あの貧しいやもめは、さいせん箱に投げ入れている人たちの中で、だれよりもたくさん入れたのだ。みんなの者はありあまる中から投げ入れたが、あの婦人はその乏しい中から、あらゆる持ち物、その生活費全部を入れたからである。マルコ12:41‐44 

 この女の方は自分の僅かな全財産を捧げてしまいました。どうしてそんなことができたのでしょうか。理由は、神さまは、今までの自分に真実なお方だった。何があったのかはわからない。でも、主はこれからも責任をもって自分の毎日を支えてくださると信じ信頼したからです。 

 私たちは、些細なことで不満に思ったり、身勝手なことをしやすいところがあります。ささいなことで人を逆恨みしたり、卑屈になってみたりしやすくあります。 

しかし主の御心を考えるとき、そのことを思って、従うとき、神が作られた創造の秩序を重んじて、へりくだるとき、主は私たちの環境のすべてのことに働いて、守り導いてくださる。そう信じることができます。

 

主の建てられた権威や秩序に従いましょう。 

そして、最後の時まで、御国の前進があることを期待していきましょう。 

 

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 救いのABC とても分かりやすい信仰の持ち方です。ご覧ください。

 

 

 

 

*1:

13:1すべての人は、上に立つ権威に従うべきである。なぜなら、神によらない権威はなく、おおよそ存在している権威は、すべて神によって立てられたものだからである。 13:2したがって、権威に逆らう者は、神の定めにそむく者である。そむく者は、自分の身にさばきを招くことになる。 13:3いったい、支配者たちは、善事をする者には恐怖でなく、悪事をする者にこそ恐怖である。あなたは権威を恐れないことを願うのか。それでは、善事をするがよい。そうすれば、彼からほめられるであろう。 13:4彼は、あなたに益を与えるための神の僕なのである。しかし、もしあなたが悪事をすれば、恐れなければならない。彼はいたずらに剣を帯びているのではない。彼は神の僕であって、悪事を行う者に対しては、怒りをもって報いるからである。 13:5だから、ただ怒りをのがれるためだけではなく、良心のためにも従うべきである。 13:6あなたがたが貢を納めるのも、また同じ理由からである。彼らは神に仕える者として、もっぱらこの務に携わっているのである。 13:7あなたがたは、彼らすべてに対して、義務を果しなさい。すなわち、貢を納むべき者には貢を納め、税を納むべき者には税を納め、恐るべき者は恐れ、敬うべき者は敬いなさい。