聖書のある暮らし

聖書のある毎日のおすすめです

「神に信頼しよう」

 「神に信頼しよう」

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     オーストラリアの山々

 今日の箇所は、12節に「主の日」とあるところから「世の終わりの日」の出来事についての預言の箇所です。このところから私たちが学ぶべきことは、終末の時代にどのような変化が起ころうとも、目に見えない神に信頼を置くことの大切さです。

  イザヤ2:10-22*1

 聖書に親しむ:信頼の力

3:15‥‥聖書‥‥が、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物である‥‥。 3:16聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。第二テモテ 3:15,16

  聖書を読むことによって得らえる「知恵」とありますが、それは神のお力に信頼することによって得られる知恵という意味です。10節。人はいろいろな出来事を通して神の知恵=聖書に信頼することを学び取っていきます。

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 旧約聖書 ヒゼキヤ王の地下道

 救いとは 罪とは

 10節に「岩の間に入」ると書いてありますが、ユダの地には岩が多く、敵が攻めてきたとき、よくその中に入って隠れたそうです。また、ちりの中に身を隠せと書かれてあるのは、それくらいのことでは隠れようもないことから、逃げきれないという意味です。

2:10あなたは岩の間にはいり、ちりの中にかくれて、
主の恐るべきみ前と、その威光の輝きとを避けよ。
2:11その日には目をあげて高ぶる者は低くせられ、
おごる人はかがめられ、
主のみ高くあげられる。

  聖書でいう救いとは、また救いを受けるために必要なことは、目に見えない神を自分より優った「お方」として認め崇めるという事です。

 また、聖書が語る罪とは、愛の神からあえて目を背け、神についての話題を避けようとすることです。

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 3:8彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。 3:9主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。

 しかし愛の神様はあの放蕩薄子にそうであったようにいつでも救いの手をご自分の方から私たちに伸ばしていてくださっているのです。

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 権力、金銭~人間崇拝に救いはない

 レバノンの杉の木 バシャンの樫の木。当時のイスラエルの北には高さ30mにもなる雄大な森林が広がっていました。昔のソロモン王やヨシャパテ王らの時代には富の象徴であった商船が数多くありました。財力の豊かさが著されています。しかし世の終わりの時代には、それらも人の魂を救うことはできないとの預言です。

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                 バシャンの森林

 ここでは権力やお金の力が、信頼に足るものではないこと、主に信頼するようにとあります。17節 偽りの神々は消え失せる。19節~主が立ち上がり、地をおののかせる時、人は自分たちが作り上げた偶像の類が無力であることを知って投げ捨てるとあります。20節 当時エルサレムの周りにはそういった生き物が数多く住んでいたようです。

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 私たちは、金や銀、何かの偶像を頼みとして過ごしていても本音は「人間信頼」、「人間崇拝」をしたいためなのだという事を教えています。

22節を読んでみましょう。

「鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか。」

 クート宣教師のこと

 大正から昭和にかけて日本のペンテコステ運動を主導された英国のL・クートさんという宣教師がおられました。時は戦前の関東大震災のこと。被災した知り合いの同国人の安否をたずねてクート師は横浜に出かけました。その知り合いはノンクリスチャンで、常日頃、目に見えない神に頼って生きているクートさんを嘲っていました。その知人は日本でのビジネスで多大な富を築いていたからです。しかし震災で状況は一変しました。かつての金持ちはその日の食べ物にすらことかくようになり、逆にクートさんから食料をありがたく分けてもらうようになりました。帰途についたクートさんはその日、自分の身の丈がすご~く伸びたような気がしたといいます。ペンテコステ運動。基督教の一宗派

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 民よ、いかなる時にも神に信頼せよ。
そのみ前にあなたがたの心を注ぎ出せ。
神はわれらの避け所である。

詩篇62:8

  聖歌の「遠き国や」は、そんな最中に作られた歌です。♪遠き国や 海のはて いずこに住む 民も見よ 慰めもて 変わらざる 主の十字架は 輝けり♪この歌は関東大震災の最中に作られた聖歌でした。

 https://youtu.be/d_23ltcsDM4

 目に見えない神に信頼しよう

 民よ、いかなる時にも神に信頼せよ。
そのみ前にあなたがたの心を注ぎ出せ。
神はわれらの避け所である。

詩篇62:8

 動揺しやすい終末の時代に、自分の力を超えた大きな存在~神に信頼をもって歩んでいくことは幸いです。私たちは日常、人や物、様々な出来事の中に囲まれて日々を過ごしています。大きなことも小さなことにも愛であられる神さまがおられることを信じて、祈りつつ、信頼しつつ歩みましょう。

 祈りをいたします

 人は変わりやすく、時代と共に考え方も変化します。永遠の主に信頼を置きます。とこしえまで私をお導き下さい。

 イエス様のお名前でアーメン

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 救いのABC とても分かりやすい信仰の持ち方です。ご覧ください。

 

*1:

2:10あなたは岩の間にはいり、ちりの中にかくれて、
主の恐るべきみ前と、その威光の輝きとを避けよ。
2:11その日には目をあげて高ぶる者は低くせられ、
おごる人はかがめられ、
主のみ高くあげられる。
2:12これは、万軍の主の一日があって、
すべて誇る者と高ぶる者、
すべておのれを高くする者と得意な者とに
臨むからである。
2:13またレバノンの高くそびえるすべての香柏、
バシャンのすべてのかしの木、
2:14またすべての高い山々、
すべてのそびえ立つ峰々、
2:15すべての高きやぐら、
すべての堅固な城壁、
2:16タルシシのすべての船、
すべての麗しい船舶に臨む。
2:17その日には高ぶる者はかがめられ、
おごる人は低くせられ、
主のみ高くあげられる。
2:18こうして偶像はことごとく滅びうせる。
2:19主が立って地を脅かされるとき、
人々は岩のほら穴にはいり、また地の穴にはいって、
主の恐るべきみ前と、その威光の輝きとを避ける。
2:20その日、人々は拝むためにみずから造った
しろがねの偶像と、こがねの偶像とを、
もぐらもちと、こうもりに投げ与え、
2:21岩のほら穴や、がけの裂け目にはいり、
主が立って地を脅かされるとき、
主の恐るべきみ前と、その威光の輝きとを避ける。
2:22あなたがたは鼻から息の出入りする人に、
たよることをやめよ、
このような者はなんの価値があろうか。