聖書のある暮らし

聖書のある毎日のおすすめです

天国から生活をリセットする

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 ローマ8:18-25*1

 

「天国から見る地上生活

 天国の視点から生活をリセットするということについて、聖書の言葉からご一緒に少しの間、見ていきましょう。

 

天国から生活をリセットする整理するとはどういうことでしょうか。 

18節を読むと「今のこの時の苦しみは、やがて私たちに現わされようとする栄光に栄光に比べると、言うに足りない」とあります(口語訳)。

 今日の18~25節のポイントは、生きていると困難があるが、その向こうには神が報いを用意されている。だから望みを失わないようにというお励ましの箇所です。

 

俯瞰するという意味

空高く飛ぶ鳥が目にしている景色はいったいどんなでしょう。全体を見渡すことを「俯瞰する」といいます。鳥瞰図という言葉もありますね。鳥のような高い視点からものごとを見渡すことですね。

 

肉体の復活

23節に「私たちのからだの贖われることを待ち望んでいる」とありますが、聖書は信じる者がやがて宇宙の改まる時が来て、復活すると教えています。なのでクリスチャンになると目指す天国、やがて行くべき国があって、そこから毎日を見直す、リセットしていく事が出来るのです。

 

この不完全な世の中で

19節からは、その宇宙の更新のとき~贖いの完成の時とも言います~について書かれています。

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かがやく日を仰ぐとき

月星 ながむるとき

いかずち 鳴りわたるとき

まことのみ神をおもう  聖歌

北欧の教会が生んだ美しい讃美歌があります。

大自然に包まれると、ほんとうに生き返るような気がします。

山に登り、はるかな眺望にひたって、満天の星空の神秘に忘我の境地。

少年の日のキャンプや旅行で。ありましたよね。

しかし、そんな麗しい世界も、その向こうにあるのは恐ろしい「弱肉強食」の世界です。かよわい小動物は寧もうな動物たちに、もてあそばれて、なぶりものにされて、捕食されていきます、転じて、一見幸せそうな家庭に不和と争いは身近です。

地球温暖化に人は牙をむきだした自然界をコントロールできなくなってきています。

 

聖書はどういっているか

 11:6おおかみは小羊と共にやどり、ひょうは子やぎと共に伏し、子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、小さいわらべに導かれ、11:7雌牛と熊とは食い物を共にし、牛の子と熊の子と共に伏し、ししは牛のようにわらを食い、11:8乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。11:9彼らはわが聖なる山のどこにおいても、そこなうことなく、やぶることがない。水が海をおおっているように、主を知る知識が地に満ちるからである。旧約聖書イザヤ11:6‐9.

これは旧約聖書新約聖書が一貫して主張している万物の改まる時、宇宙の大改造(内村鑑三氏)、全宇宙の更新の日の様子を預言した旧約聖書です。

 

23節には「私たち自身も、心の中でうめき‥‥」とあります。

「こころの中で呻きながら~」。クリスチャンも、ノンクリスチャンも、うめいている。何をうめいているかというと、復活を求めて叫んでいるのです。

 

リリオカラニの祈りと賛美の歌の秘密

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美しいハワイは実は、かつてアメリカが腕ずくで自分たちの領土にすべく奪い取った島々です。最後の王朝のリリオカラニという女王は、祖国が白人たちによって蹂躙され、自らは王位を奪われ幽閉され、深く傷つけられたことでしょう。しかし、彼女は獄中でかの名曲「アロハオエ」を作りました。彼女がその歌に託した願いは、争いのない完全な世界で、そしてその世はやがてイエスキリストが、王としてこの地上に再臨する日に実現するのだという、敬虔なクリスチャンであったリリオカラニの、天の御国を慕った歌なのです。リリオカラニは十字架のイエス様によってアメリカを赦し、神を賛美して歌いました。

しかし、私たちは、神の約束に従って、義の住む新しい天と新しい地を待ち望んでいる。

       第二ペテロ 3:13

エンゲージリング(婚約指輪)とマリッジリング(結婚指輪)

婚約指輪と結婚指輪のちがいをご存知でしたか? 婚約指輪は実際は高価らしいです。それはクリスチャンが信仰を持つ時に神から賦与される神の御霊に例えられます。御霊は神の第三位格でいらっしゃって、人が信仰を持つ時に神から与えられる聖霊(Holy Spirit)ともいわれています。

聖霊は、婚約指輪がのちの結婚指輪に換えられる時がくるように、復活の望みとしてあたえられる神の子となるための能力です。ヨハネ1:12.

それは婚約指輪ならぬ、来るべき宇宙の更新のときの復活の保証です。

 

大改造された宇宙を相続する希望

今日の聖書のみことばは、その望みによって今あるところを進んでいくようにと、読むものを励ます記事なのです。

 

自分を見下げることをやめて

このように信仰を持つ人は、だれであっても、朽ちることのない聖書の言葉によって導かれていくことが出来るのですから、どんなに自分が劣ったものと思えてもそう考えてはいけないのです。なぜなら私たちは神の作品だからです。

もし自分をバカにするなら、作者の神を非難することになってしまいます。

自分を悪く言ってはいけないのです。

とかく、見比べてみたり、落ち込んでみたり、惨めになったりしがちですが、そうしてはいけないことが、これらのことからわかってくるのです。

ヤゴがトンボになる日

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昔、韓国から来られた婦人伝道者の方が、このお話をして下さったことを思い出します。水の中で小さく、うずくまって、隠れていたヤゴが、やがて天空を駆け回る日が来るのだ、と。それは天国の人になるインスピレーションでした。私たちはキリストとの大改造された全宇宙(内村鑑三氏 ロマ書講義下)の共同相続人(17節)だというのですから、希望を言い表し続けて、暗いと思われる出来事や、ジメジメした事どもの中で、天からの視点を戴いて、与えられた日々を見直して、意識的にリセットしなおしていこうではありませんか。

 

お祈りをいたします

天の父なる神さま

ヤゴのように小さなものをやがて天空を駆け回るものにして下さることを感謝します。今は、たとえ困難でも、かならずすべてのことが益になる時が来ることを信じ期待します。神のみ言葉に支えられて、自信をいただいて進ませてください。

 イエス様のお名前で アーメン

*1:8:18わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。 8:19被造物は、実に、切なる思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる。 8:20なぜなら、被造物が虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかたによるのであり、 8:21かつ、被造物自身にも、滅びのなわめから解放されて、神の子たちの栄光の自由に入る望みが残されているからである。 8:22実に、被造物全体が、今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けていることを、わたしたちは知っている。 8:23それだけではなく、御霊の最初の実を持っているわたしたち自身も、心の内でうめきながら、子たる身分を授けられること、すなわち、からだのあがなわれることを待ち望んでいる。 8:24わたしたちは、この望みによって救われているのである。しかし、目に見える望みは望みではない。なぜなら、現に見ている事を、どうして、なお望む人があろうか。 8:25もし、わたしたちが見ないことを望むなら、わたしたちは忍耐して、それを待ち望むのである。