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「神に信頼する日々」

神に信頼する日々

こんにちは。庭の家チャペルの牧師伊藤ともうします。

今回は今年最後のブログ更新です。

この歳の最後の礼拝は「神に信頼する日々」と題してヘブル書から少し見ていきましょう。

 

 

ヘブル 9:27,28*1

  先週のクリスマスはイザヤ書から、主のご降誕について学びました。

「インマヌエル。その広げた翼はあなたの国の幅いっぱいに広がる。」イザヤ8:8

 当時、イザヤは混乱する国の中で自分の子どもを連れて、主の裁きと救いのメッセージをつたえました。時の王様アハズは強国アッシリアにお金を送って自国の防衛を画策しました。

しかし、預言者イザヤの目には、そうした人間的な手段によってではなく、インマヌエル:神が共におられる、目に見えない神に信頼を置くことの幸いが見えていたのでした。

    インマヌエル=神われらとともにいます

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インマヌエルとは神が人となるというイエスの誕生によって、福音がやがて世界中に広がって、たましいの救済が成し遂げられていく。イエスを信じて永遠の命に与る人たちが起こされていくということ。預言者イザヤは当時の社会だけではなく、今私たちが生きているこの時代をも見据えて預言したのです。

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今年はコーヴィット19によって世界は一変しました。変異種の出現の脅威は続き、経済、社会制度は壊れ、これまであったものが失われていく、私たちはいったいどこに向かっているのだろうかという不安が世界中にあります。

マヘル・シャラル・ハシュ・バズ

 しかし私たちはこの特別な年の最後の礼拝において、もう一度再確認すべきことは、目に見えない神との関係ということです。イザヤの息子の名前は、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ。「あっという間に持ち物が取り去られる」という意味です。それはまるで普段の生活が奪われた今の時代を象徴しているかのようです。

 しかしインマヌエル

 インマヌエルはイザヤの子どもではなく神の御子イエス誕生のこと~そして神が独り子イエスを世界の救いの為に遣わされた日がクリスマスです。

では何のための救いなのでしょうか。聖書が告げる救いとは何なのでしょうか。今日のみ言葉を見てみましょう。

9:27そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、 9:28キリストもまた、多くの人の罪を負うために、一度だけご自身をささげられた後、彼を待ち望んでいる人々に、罪を負うためではなしに二度目に現れて、救を与えられるのである。ヘブル 9:27,28

人間には一度死ぬことと死後に裁きを受けることが定まっているというのです。

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聖書には死後の道が二つあります。一つは天国への道であり、もう一つは、いわゆる地獄です。聖書ではゲヘナといいます。「一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」。

しかしこうも書かれてあります。

「キリストは、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられました」。つまりイエス様は今から二千年前、十字架に架られて、私たちの罪の償いをしてくださったのです。

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聖書が語る罪とは病気に例えられます

罪とは人間の病です。神の前にも人の前にも私たちはお互いが病んでいるものだということがお分かりでしょうか。たとえどんなに人の前に自分を取り繕うことは出来ても、人の真意を見抜かれる神の前にはそうではありません。それゆえに人は死んだあと、その行いに応じて裁かれなければならないのです。しかし、イエスキリスト様は、私たちの罪のために十字架に架られ、そして死後三日目に甦られたのです。人はただ信仰によって自分の魂を永遠の滅びから救うことが出来るのです。

 究極の弱さ=神の前にある罪人としての自分を正直に認めて、歩みだすとき、そこに新しい生き方が始まります

生きているといろんなことがあります。落胆しそうなとき。失望しそうなときがあります。でも、自分の魂が永遠の滅びから救われていることを知るなら、私たちはどういう状況の中にも勇気をもって歩き続けることが出来ます。イエス様を信じて永遠の滅びからの救いに与りましょう。

初臨と再臨

 そして、最後に今日のみ言葉は何と語っているでしょうか。

「二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです」聖書はやがて来ようとしている世の終わりという事についても語っています。クリスマスは初臨です。そしてもう一度世の終わりにキリストイエスは再び返ってこられると聖書は預言しています。再臨といいます。

エス様を信じて永遠のいのちの希望の中を歩みだしましょう

コロナで失われたものが多いように思えるかもしれません。

しかしもっと大事なこと=それは神との関係の回復です。神との平和です。

 教会の暦はクリスマスから始まります。

どうぞ、この新しい年。イエスキリストを心にお迎えして、新しい永遠の命の歩みの中に進んでいきましょう。

 お祈りをいたします

天の父なる神さま私は神の前に罪びとであることを認めます。

しかし主イエスキリスト様は今から二千年前私を救うためにこの世に来てくださって、私の魂を滅びから救い出すために十字架に架り、死なれました。そして三日目に甦られたことを信じます。新しい永遠の命の希望の中を歩ませてください。

エス様のお名前によって アーメン

 

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 救いのABC とても分かりやすい信仰の持ち方です。ご覧ください。

 

 

 

*1:9:27そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、 9:28キリストもまた、多くの人の罪を負うために、一度だけご自身をささげられた後、彼を待ち望んでいる人々に、罪を負うためではなしに二度目に現れて、救を与えられるのである。