聖書のある暮らし

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「終末時代にある主の救いと栄光」

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今日はこの個所や他の個所を通じて、世の終わりの時代について、そしてそんな困難な時代にある神さまの守りについてご一緒にみことばを分かち合っていきたいと思ます。タイトルは「終末時代にある主の救いと栄光」です。

出エジプト2:1-10.*1

ark:箱について

赤子のモーセが入れられた籠(かご)と訳されている言葉には、「箱」という意味もあります。ラテン語で「箱」をアークと言うそうですが、アークはノアの箱船のことでもあります。ノアの箱船というのは、ほんとうに箱の形だったようですね。

この赤子だったモーセが危機から救われたくだりに、ノアたち8人の家族の救出劇を見る思いがします。

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また、その後、契約の箱というのが出エジプト記というところに出てきますが、それもアーク(箱)を呼ばれているものです。

神さまは、ご自身が大事にされているものを、箱の中で大切に扱われる、そんな印象を受けはしないでしょうか。

そこには「まごう」事のない、神の御心の十戒の板が入っていました。そして、よく言われることには、箱船は、今日の新約聖書の時代にあっては、イエスキリスト様の十字架による完全なみ救いのことを表すということです。

滅びが来ないうちに早く!イエス様の十字架を信じて、救いを受けて下さい!ということですね。

神様はご自分の大切なもの人を、よくできた救いの箱の中に入れて守ってこられました。

携挙の暗示

そして、この個所に、この世の終わりの時代に必ず起こると聖書で預言されている「携挙」の型があります。携挙とは、終末時にやってくる7年間の大患難時代の前に、イエス様を救い主として信じ受け入れた人が、その大患難の苦しみにあうことなく、生きたまま天に引き上げられることをいいます。米国の俳優ニコラス・ケイジ主演の「レフト・ビハインド」という映画は、この聖書の預言に基づいて作られています。(ジャンルではスリラー映画となっていますが💦)

パロの娘は、赤ちゃんのモーセを救い出すために、箱の中からモーセを引っ張り上げました。(もちろん優しくではあったでしょうが)

これは携挙の型に思われます。その7年間の大患難とは恐ろしく、この世にいないほうがいいくらい大変な期間だと聖書は預言しているのです。食糧難と大量餓死、未曽有の大地震、天変地異:隕石の落下と巨大津波(ディープインパクト)、海洋汚染と生物の死、伝染病、世界戦争、異常気象‥‥。世界人口は著しく減少します。

しかし神様は、そうなるまえにイエス様を信じる人たちを、生きたまま死を見ることなく天に引き上げて下さいます。これが「携挙」です。

「携挙」のギリシャ語を調べると、そのままだったら死んでしまうような大変な状況から、無理やりにでも、引っ張り上げる、拾い上げるという意味があります。

ウクライナ情勢に見る終末の時代

今、世界が緊張しているウクライナ情勢がありますが(2/20現在)、実はロシアのプーチン大統領らしき人物についての預言がすでに2600年前の聖書で告げられているのをご存じですか。それは旧約聖書エゼキエル書です。

38:1主の言葉がわたしに臨んだ、 38:2「人の子よ、メセクとトバルの大君であるマゴグの地のゴグに、あなたの顔を向け、これに対して預言して、 38:3言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。エゼキエル書 38:1-3.

二節に「大君」とありますが、新改訳聖書では「大首長」です。

これはヘブル語で、もともとの発音が「ロシ」で、もっと古い時代の聖書でははっきりと「ロシア」と訳されていると言います。現在の黒海カスピ海の間あたりに古代最強の騎馬軍団がいたといい、そこは現在ロシア領です。この聖書預言のマゴグの地とは、ちょうどそのあたりです。ロシ、またはロシュ、そしてメッシェクとトバルとあって、言語学者によると、メシェクはモスクワ、トバルは、広大なシベリヤに位置する現在のトボリスクの元の名称とされています。

そしてこのエゼキエル38章によると、世の終わりの時代に、マゴグの連合国がイスラエルに総攻撃をしかけます。

 38:15北の果のあなたの所から来る。多くの民はあなたと共におり、みな馬に乗り、その軍隊は大きく、その兵士は強い。 38:16あなたはわが民イスラエルに攻めのぼり、雲のように地をおおう。ゴグよ、終りの日にわたしはあなたを、わが国に攻めきたらせ、あなたをとおして、わたしの聖なることを諸国民の目の前にあらわして、彼らにわたしを知らせる。エゼキエル書 38:15,16.

今のウクライナの危機は、これで終わるのではなく、その先にあるロシアの動向が問題です。現在、イスラエル領土には莫大な地下資源が眠っています。天然ガスに広大な油田です。

今回のロシアの暴挙に西側諸国は沈黙し、アメリカの支配権は失墜していくことが懸念されています。

聖書預言ではやがてロシアがイランやシリア、それにトルコや神の国イスラエルを憎む国々がエルサレムを目指して、雲のような大軍をなして襲い掛かるというのです。

今回のロシア軍は20万規模で、西側諸国は手も足も出ない格好になりました。世界はいまプーチン大統領が率いるロシアに翻弄されています。

そして聖書はこの今の時を、古くから預言で、「終わりの日」と言っているのです。どんなにいったん、なあなあの関係になっても、それは一時的なごまかしです。聖書の預言は古来、必ず実現してきました。 

迫っている携挙の時

これらの世界動向は、極めて終末の時代になってから起こることで、聖書のもう一つの預言によると、その前後、教会はこの地上にはもう存在していません。天に挙げられるからです。携挙です。

モーセが箱に入れられて救い出されたように、ノアたち8人の家族が箱型の船に入って、守られたように、イエスキリスト様の十字架によるみ救いに与った教会に連なるお一人一人は、生きたまま、天に引っ張り上げられようとしているからです。

ロシア、連合軍の崩壊の預言

38:21主なる神は言われる、わたしはゴグに対し、すべての恐れを呼びよせる。すべての人のつるぎは、その兄弟に向けられる。 38:22わたしは疫病と流血とをもって彼をさばく。わたしはみなぎる雨と、ひょうと、火と、硫黄とを、彼とその軍隊および彼と共におる多くの民の上に降らせる。 38:23そしてわたしはわたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す。そして彼らはわたしが主であることを悟る。エゼキエル書 38:21-23.

そして、エゼキエルの預言では、そのとき、連合軍が雲のようになってイスラエルを総攻撃し始めるとき、彼らは人手によらずに、一瞬にして、ものすごい自然災害によって、壊滅するとあります。その様子は、現代の機器を通じて、またたくまに世界中の人が目にするようになります。そして、そうなる理由が、ここに書かれてあるのです。聖書の神は、聖書の神だけが本物だという事を全世界が知るためです。これは救いのラストチャンスになるでしょう。イエスキリストだけが神であり、人はこの神の前にへりくだり、十字架の御子イエスによる贖いのみ救いを、今すぐに受け入れなければならないのです。

しるしと不思議~神の栄光のために

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紀元一世紀、使徒パウロが船でローマに護送されたとき、彼らの乗った船は沈みかけました。ユーラクロンという大暴風がやってきたからです。パウロは祈りを通じて危険を察知し、ローマの隊長に船出の取りやめを申し出ました。しかし、船長、航海士らの経験を重んじた隊長は、予定通りの出帆に大惨事を招く結果となったのです。幾日も真っ暗闇の海上を漂い、最後の望みも失せたかと思われたとき、使徒パウロは立って、彼らを励まし、大丈夫だから、きっと助かる!天からのみ告げがあったぞ!と言って、最後のパンを口にして見せました。

やがて彼の予告したとおりに、船は大破しましたが、乗員すべての命は滅びから救い出されたのです。(参照:新約聖書 使徒の働き27章)

そのとき、人々はパウロが言う聖書の神、主をあがめたことでしょう。ほんものだ!と。

私たちも、この世の終わりの時代に起こる聖書の預言を調べて、携挙に備える必要があります。沈みかけた船からはただただ逃げるしかほかに救いの道はありません。この地球は、やがて、まもなく終末の時を迎えます。

してすべての人は、それぞれの行いに従って、唯一の神の前に立って裁きを受けなければならいのです。お金も成功も愛も、人気も名声も、なにも頼りになりません。

しかし、主はイエス様のみ救いを受け入れた人を大切に扱われ、救い出されます。ウクライナの人たちのために祈るとともに、おひとりひとりの永遠のみ救いの実現をお祈りします。アーメン。

 

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 救いのABC とても分かりやすい信仰の持ち方です。ご覧ください。

 

 

 

*1:2:1さて、レビの家のひとりの人が行ってレビの娘をめとった。 2:2女はみごもって、男の子を産んだが、その麗しいのを見て、三月のあいだ隠していた。 2:3しかし、もう隠しきれなくなったので、パピルスで編んだかごを取り、それにアスファルトと樹脂とを塗って、子をその中に入れ、これをナイル川の岸の葦の中においた。 2:4その姉は、彼がどうされるかを知ろうと、遠く離れて立っていた。 2:5ときにパロの娘が身を洗おうと、川に降りてきた。侍女たちは川べを歩いていたが、彼女は、葦の中にかごのあるのを見て、つかえめをやり、それを取ってこさせ、 2:6あけて見ると子供がいた。見よ、幼な子は泣いていた。彼女はかわいそうに思って言った、「これはヘブルびとの子供です」。 2:7そのとき幼な子の姉はパロの娘に言った、「わたしが行ってヘブルの女のうちから、あなたのために、この子に乳を飲ませるうばを呼んでまいりましょうか」。 2:8パロの娘が「行ってきてください」と言うと、少女は行ってその子の母を呼んできた。 2:9パロの娘は彼女に言った、「この子を連れて行って、わたしに代り、乳を飲ませてください。わたしはその報酬をさしあげます」。女はその子を引き取って、これに乳を与えた。 2:10その子が成長したので、彼女はこれをパロの娘のところに連れて行った。そして彼はその子となった。彼女はその名をモーセと名づけて言った、「水の中からわたしが引き出したからです」。