聖書のある暮らし

聖書のある毎日のおすすめです

終日さしのばされている救いの御手

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 今日は、この箇所から「終日さしのばされている救いの御手」というテーマでご一緒に聖書を学びましょう。

 ローマ10:18-21*1

  今日の箇所にはパウロの「同胞ユダヤ人らはなぜ救われないのか?」という疑問と、それに対する答え~実は神の救いの御手はユダヤ人たちに差しのばされているのだということについて書かれてあります。

  世界中に宣べ伝えられた福音

18節に、「その声は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた」。今日、福音のメッセージはあらゆる手段を通して全世界に宣べ伝えられ続けています。

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私はトラクトを渡すとき、滝元先生の「用意は出来ていますか?」を好んで使わせていただいています。ストレートに天国と地獄への備えについての教えが書かれてあるからで、一期一会であっても悔いが残らないようにとの思いからです。

 皆さんはどんなトラクトを使われていますか。

私はこのトラクトをたくさん用意して、すこしずつ会堂の近所から配り始めています。トラクトにはみ言葉が入っていますので、祈りつつ手渡せば、力があるを思います。この世界はくらやみの支配下にあるので、み言葉の入ったトラクトが手渡されるとき、または家々の状差しから入っていくとき、そこに救いの光が切り込んでいくことを信じています。

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 イエス、ペテロの姑を癒す。その夜、続々と人々がイエスのもとに

  また福音は癒しの力を通しても伝えられていくことが主のみ心です。もし、私たちの身の周りに病気で苦しんでいる人がいたら、その人の為に、み言葉を用いて祈ってあげましょう。そうすれば主を信じる皆さんを通していやしのみ業が昔と同じように現わされていくことでしょう。

  19からは、神の妬みとイスラエルの妬みについての箇所です。かつて旧約の時代のとき、イスラエル人は偶像崇拝に走りました。そのとき神は御民を妬まれたのです。同じように、今はユダヤ人ではなく、他国の異邦人たちにイエスキリストの福音が告げ知らされ、彼らが救いを受け取ることによってイスラエル人たちに妬みが起こり、やがて彼らはイエスがメシヤであることを知って福音を受け入れるようになるというものです。

 福音は当初、エルサレムから始まりました。しかし彼らは自分たちの行いが正しければ天国へ入ることができるという自負心を捨てようとはせず、イエス様の十字架の贖いを信じ受け入れるだけで救われるという福音のメッセージを拒んだのです。

 しかし福音のメッセージはユダヤ人でも異邦人でもだれであっても自分の弱さや愚かさを認めて、受け入れるなら救いに至らせる神の力です。

 「なんか反発感じる」と言ってきた人

 ある時、私が牧師であることを知って「神さまに反発を感じる」と言ってきた方がいました。私はその時うまく説明できませんでした。しかし後で、その方の過去になにか不幸な出来事があって、以来、神への恨みがあるのではないだろうかということがわかってきました。神様がいるのならどうしてあんなことが、あの時起こったのか?という恨みだったのかもしれません。

 もし、今度会えたなら、私はこの21節の「またイスラエルについては、こう言っています。不従順で反抗する民に対して、わたしは一日中、手を差し伸べた」とのみ言葉に基づいて、神のご愛をお話ししたいと思います。神は忌まわしい出来事をも益に変えることが出来るお方なのだ、と。

 永遠のいのちへの準備は出来ていますか?

 たとえどんなに物事が上手くいったとしても、それは生きている間だけのことです。人生はあっという間です。地上での短い年月のことよりも、永遠のいのちの問題を解決することの方がもっと大事です。皆さんは、そのための備えは出来ているでしょうか。

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  とある牧師の狼狽

 あるところに大きな教会を持つ牧師がいました。しかしある日、彼は突然命を落とします。見ると見知らぬ人が二人家に入ってきて、その牧師を有無も言わせずまたたくまに第三の天にまで運んで行ってしまいました。彼は自分の死んだ姿を身、また遠ざかっていく地球を目にしました。そして、第三の天につくと、往年のリバイバリストたちの豪華な家々を見学し、最後に見たのはまだ土台しかない建設中の自分のみすぼらしい家でした。彼は天使らに抗議しました。いかに自分が大教会の牧師だったかを。どれほど自分が地上で有益な仕事を成し遂げたかを。しかし天使らの答えはこうでした。「あなたは、在世中、確かに良い働きをたくさんしました。でも、あなたはそんなあなたの功績をほめたたえる人たちの称賛に甘んじて、それを喜んでいたではありませんか」と。

 天国に宝を積む方法

 そこで彼はどうすれば天に立派な家を建てることが出来るのかを問います。すると天使らの答えはこうでした。

●どれだけの時間を賛美と礼拝に費やしたか?聖書を読む時間は?祈りに費やした時間は?伝道に費やした時間は?献金は忠実にしたか?十一献金にごまかしはなかったか?教会に仕えたか?

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●天国の自分の家の資材を集めるには~伝道すること。

  • 誰かに伝道しようと決心する。/その人たちの為に絶やすことなく祈る/その人たちを気遣い、家をたずね、伝道を続ける。

   あなたはどう思われますか?

  みなさんはこのお話をどう思われますか?聞き逃すことはできない内容かと思います。なぜならイエス様も「天に宝を積みなさい」と言われましたし、ダニエル書にも「多くの人を義とした者は星々のようになって輝く」ともあるからです。

 その後、その牧師は生き返りました。そして人が変わったようになって一生懸命自分の持ち物を人に与え、伝道に専念し、また周囲の人たちにもそうするように奨めてのち、長寿を全うしたのだそうです。

 私たちはどうあるべきか 

 主は、今も、ご自分に対して反抗的な人たちに対しても、「終日(ずうっと)手を差し伸ばして」おられるとあります。私たちはどうでしょうか。人が救われて永遠の命を得るための期間は間もなく終わろうとしています。

どうぞ、生かされている限りは、そのような主のみ心を忘れることなく、私たちも魂の為に、主の栄光になることの為に実行していきましょう。

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 救いのABC とても分かりやすい信仰の持ち方です。ご覧ください。

 

 

 

*1:10:18しかしわたしは言う、彼らには聞えなかったのであろうか。否、むしろ

「その声は全地にひびきわたり、
その言葉は世界のはてにまで及んだ」。

10:19なお、わたしは言う、イスラエルは知らなかったのであろうか。まずモーセは言っている、

「わたしはあなたがたに、
国民でない者に対してねたみを起させ、
無知な国民に対して、
怒りをいだかせるであろう」。

10:20イザヤも大胆に言っている、

「わたしは、わたしを求めない者たちに見いだされ、
わたしを尋ねない者に、自分を現した」。

10:21そして、イスラエルについては、

「わたしは服従せずに反抗する民に、
終日わたしの手をさし伸べていた」

と言っている。